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絵葉書なんだけど、マンガと言うべきか [本]

えーーと、これは絵葉書(ポストカード)です。8枚セットで8コマのマンガのようになっています。ということは、葉書として使った場合、同じ人に順番に8回ハガキを書かないと意味が通じないという代物です。

タイトルは「南極探検」といい、「金チャン」が活躍する冒険話です。

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まるで「桃太郎」のように、猿と鳥を家来にして、南極で悪者を退治して、宝物を持ち帰るという話です。

この主人公の金ちゃんは以前に「火星探検」もしたとのことが語られていますが、火星探検のお話は所有していません。でも、写真は見たことがあります。
そちらは「愛兒の友」という雑誌の賞品で「金チャンの火星探検の巻」と書かれた封筒に入っていました。
ただし、不思議なのが、火星探検の巻は表には「きかは便郵」と印刷されていて、戦前の普通の日本の物とわかるのですが、この私の持っている「南極探検」は

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表には上の写真のように「Brevkort」「Paa denne Side skrives kun Adressen」と印刷されています。
「Brevkort」とは葉書という意味のデンマーク語?又はノルウェー語?又はスウェーデン語?まぁとにかくその辺りの北ヨーロッパの言葉のようです。
「Paa denne Side skrives kun Adressen」とは「こちら側に住所を書いてください。」という意味のようですが、どうもスウェーデン語ではなく、デンマーク語かノルウェー語のようです。(ご存知の方教えてください。)
しかし、なぜ日本の戦前の絵葉書の表が北ヨーロッパの言葉で書かれているのか?不思議です。復刻版か海賊版か北欧向けのお土産か・・・

戦前のペンギンマンガ「南極のペンちゃん」芳賀まさを著 [本]

この本は以前、ペンギンアート展の会場で上田一生先生に紹介したものです。ですので、すでに上田先生のブログで紹介されていますが、あらためて紹介したいと思います。
というのも、おそらくネット上には私の所有するこの本以外には詳細が紹介されていないからです。

タイトルは「南極のペンちゃん」といい、著者は「コグマノコロスケ」で有名な「芳賀まさを」(戦後は「芳賀まさお」と名乗っていたようです。)です。

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南極のペンちゃん
昭和15年6月2日印刷
昭和15年6月5日発行
昭和16年7月25日 19版発行

ナカムラ絵叢書
定価1円

著者 芳賀まさを
発行所 中村書店
配給元 日本出版配給株式会社

目次

 南極生まれのぺんちゃん
   ペンギン鳥
   オハナシ
     猿と蟹のマラソン競走
   ペンチャン
   おほさわぎ
   標本
 ペンチャンノ大手柄
   魚つり
   寫生
   あッたいへん
   風船
 傳書鳩の叔父さん
   病気
   お話し
   大元気
   ペンチャン

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国立国会図書館の検索でも戦後の1947年発行のマイクロ資料しかなく(原本はメリーランド大学)しかも、ページ数が少ないようです。
私の本では本文だけで160ページあるのですが、上記マイクロ資料では127ページとなっています。

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この写真の右下のページ数をご覧ください。

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その他、国立国会図書館には戦後のヒナタ社の復刻版があるようですが、これも96ページしかなく、戦前のオリジナルの姿とは違うようです。

1年で19版も再版した人気のあった本で、戦後も復刻版が出る位の本ですので、もっと情報があってもいいと思うのですが...

目次を見ていても面白いと思うのは、「オハナシ」と「お話し」があったり、「ペンチャンノ大手柄」だけがカタカナの「ノ」になっていたり「あッたいへん」の「小さい『つ』」だけがカタカナといい加減なのかおおらかなのか。
しかも、「南極のペンちゃん」が正式なタイトルだとは思うのですが、奥付けには「南極ペンちやん」とあり、奥付けの次のページにはナカムラ絵叢書の紹介の一覧表があるのですが、そこにも「南極ペンちやん」と「の」がなく、「や」が大文字です。
肝心の背表紙が破損していますので、背表紙には何と書かれていたか非常に興味があります。

このマンガの特徴は、途中にお伽噺が挿入されている点です。しかも、お父さんが息子とペンちゃんが寝る時にお話をするというスタイルで挿入されています。
他のナカムラ絵叢書の本や芳賀まさをの本にもこんなスタイルがあったのかどうかご存知の方は教えてください。

明治時代の教科書 [本]

今日ご紹介するのは明治時代の博物学の教科書です。ちゃんと文部省が作ったもので、明治10年に発行されています。この7巻にペンギンについての記述があります。

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この「具氏博物学(ぐしはくぶつがく)」にはペンギンは「企鵝(ペンジュン)」と記載されています。最初に記載があるのが36ページです。「オーク」についての記述の部分で『「オーク」此鳥ハ企鵝ニ類似シテ・・・』とあり、オークの挿絵があります。

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ペンギンについての記載は38ページで『企鵝属 此属ハ酷「オーク」ニ肖テ赤道ヨリ南極圏マデノ間ニ棲息シ魚類ヲ餌食シテ・・・』とあります。

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残念なのはペンギンの挿絵がないことです。

ちなみに、この具氏博物学の7巻は2冊持っています。というのも、最初6巻・7巻・8巻の3冊を手に入れたのですが、落丁があり、7巻に肝腎の38ページがなく代わりに28ページが挿入されていました。(^_^;)
ペンギンの記述のない具氏博物学が欲しい人はご連絡ください。

この2冊を比べてみて気付いたのですが、奥付けの販売などの記述が異なっています。
明治の教科書の販売事情には詳しくないので、ご存知の方は教えてください。
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